読みたくなる!モモコさん初小説『御伽の国のみくる』をレビュー【保存版】

『御伽の国のみくる』モモコさんの初小説読んでみた【レビュー記事】

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こんにちは。アイドルを研究しています。アイドルオタクブロガーのりょうすかです。

 

モモコさんが小説を出されたことをご存じですか?

モモコさんの気持ちを汲み取れるチャンスは、今この瞬間にしかありません。(BiSHは2022年限りで解散です)

問題はアイドルの気持ちを考えるのはとても難しいこと。

そこで今回は私が『御伽の国のみくる』を実際に読んでみて考察をしてみました。

特にモモコさんの気持ちが表れていそうな部分を探してみました。

 

ちなみに、御伽=おとぎと読みます。

① 貴人などが退屈の時、そばに仕えて話相手になること。また、その者。

② 夜、寝室で、添い寝をすること。また、その人。

御伽とは – コトバンク (kotobank.jp)

 

 

完読してモモコさんの気持ちを全摘出してみた

メイドをしながらアイドルを夢見る みくる(友美)の心情と、彼女を取り巻く人間関係を描いた本です。

あらすじを一言で。モモコさんの気持ちが表れていそうな文章を抜き出してみました。

 

プロローグ 友美を取り巻く環境について

1章

1. メイドの常連客の気持ちを考える

お互いの個人情報をほとんど知らないのに、こんな風に熱い視線を送られたり、仲良さげに話したりできるのは、考えればとても不思議なことだ。

ひろやんはよく、自分とみくるん(友美)は自分に似ていると言う。

 

2. アイドルに憧れる少女たちの気持ちを考える

アイドルは写真の中で笑ってるだけで、クラスで一番人気のあみちゃんですら、いとも簡単に引き寄せてしまうのだ

二重の成形から秋葉原でメイドになった時の話

 

3. 唯一自分を見てくれたひろやんとの出会い

自分より可愛いメイドは他にもたくさんいるのに、この人が一体自分のどこを気に入ったのか、どうしてこれほど”みくるん”にこだわるのか分からない。

 

4. メイド仲間との話

たまには彼女たちがどんな大人になっていくのか想像してみる。彼女たちはこの場所から離れた後も、自分たちの聖域をしっかりと守りながら、あるいは隠しながら、大切に抱えて生きていくのだろうか?

それとも大人になれば、いま熱中しているアニメも、自分のことを「僕」と言っていたことも、すっかり忘れてしまうものだろうか?

 

 

2章

5. ステージ上から目を合わせてくれたバンドマンの翔也(複数の女性と付き合っている)を好きになってしまう友美(みくるん)とその葛藤

それでも翔也に抱かれている間は自分に価値があるような気がして、友美の心は身体とは別の場所で安堵感に包まれた。

 

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6. 後輩メイド(リリア)の引退と結婚の話

アイドルになれそうな彼女はアイドルになりたくなくて、アイドルになりたい自分はアイドルになれずもがいている。

だって、サアヤさん聞いてよ。…私、曲中ずっと五人中一番端っこのポジションなの。こんなんだったら居なくてもいいじゃんて、思っちゃった。…

 

7. リリアとの再会、引退の真相

リリアがいなくなってから、一時期店の売り上げはどうなるかとヒヤヒヤしていたが、リリア目当てだった客は、それぞれ代わりの女の子を見つけて楽しんでいた。

逆の道をいくリリアと友美

 

8. 家族の話とひろやんのプライベートの話

お父さんと一緒にしないでよ。お姉ちゃんみたいに順風満帆な人生じゃないかもしれないけど、私だって必死なんだから。

ひろやんの現実世界での姿を適当に想像していた自分を浅はかに思った。

 

 

3章

9. 自分のことを性のはけ口としか思っていない翔也に逆ギレされるも依存する友美

お前さいつもおっさんばっかり相手して汚ねぇんだよ。どうせあいつらともヤッてんだろ?

整形をしたときですら、親に告げる必要性を感じなかった。それなのに、今になって不思議と、自分の体は、自分の顔は、自分の皮膚は、自分だけのものではないと痛感する。

 

 

10. 自分を見てくれる人がいないことの辛さと、束縛される麻由子との対比

しかし、それ以上に友美(みくる)を苦しめたのは、今の友美にはそんな自分を曝け出せる人間が誰一人いないことだった。

やっぱり一人の人に思いきり愛される方が良くない?

 

11. 妊娠検査で初めて本心を言った麻由子

しかし友美は目の前の何もない映像を見続けているうちに、残念な気持ちが湧いてきた。

自分の身体は他の誰にも任せられるものではない。自分が一番真摯に向き合っていかなくてはいけないのだろう。

 

倫理の授業で中絶のことやってたの。….ほとんどの生徒が反対だった…だって、実際、賛成も反対も関係ないでしょ。私の人生じゃん。私の身体じゃん。わたしが自分で決めて何が悪いの?

でもさ、私、本当は悪かったのかな?私のやったことって罪だったのかな?

 

 

12. 麻由子に彼氏のことを打ち明ける友美

どうしてって。みくるに前のみくるみたいに戻ってほしいからだよ。

ずっと不思議だった。みくるって、言っちゃ悪いけど、1人にしか好かれていないっていうか。…どうしてあんなに堂々としていられるんだろうって。

 

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モモコさん

 

4章

13. 翔也に心酔する友美を説得する麻由子(リリア)

だけど友美はそのことを決して認めたくはなかった、認めてしまえば、いままで自分が費やしてきた時間が、これまでの自分の命が、すべて否定されたことになってしまう。

麻由子と翔也が二人きりで会うのはどうしても許せない。(ここへきてそこを嫌がる?)

 

15. 翔也に会いに行く麻由子と疑いが晴れない友美

昨日はどうかしていたのだ。麻由子に翔也の連絡先を教えてしまったことを酷く後悔する。

 

あ、店長おはようございます。元気です。

昨日めいぷるにリリア(麻由子)の交際相手ですって名乗る男がいきなり来たの。まぁ、最初から話すね。

それが、リリアが金髪のバンドマン風のイケメンと池袋で手を繋いで歩いているのを目撃したって言う投稿らしいの。

 

16. 真実を確かめに行く友美

彼が言っていたという「リリアちゃんが汚される」とは一体どういう意味なのだろう?(友美が麻由子にされたのと同じ気持ちだと思うが…。なぜ分からない?)

 

…麻由子の声が聞こえた。「は?何言ってんの?メイドと風俗、全然違うから!」

 

17. 友美と麻由子のすれ違い(麻由子への疑い)

昨日、麻由子が送ってきた翔也との2ショット写真をネット上に晒すことに対しても少しも躊躇いはなかった。

 

そうです。友美さん、あなたも大切な彼が奪われてしまって、さぞお辛いと思います。そして彼女のことを少なからず憎んでいますよね。…やっぱり彼女には制裁のようなものが必要なんです。これはリリアちゃんの為でもあります。

あの、何が言いたいのか、よく分からないのですが

 

5章

18. ストーカー気質の圭(麻由子の夫)と、友美の会話

でも彼女たちの中でリリアちゃんだけはお人形みたいで、…写真の中の彼女は、汚れもなくて、清潔で美しく見えたんです。

「分かりました。これ以上頼んでも時間の無駄ですね。じゃあ一つ、せめてものお願いです。みくるさんの力で、僕とリリアちゃんを引き合わせていただきたいんです。…」

 

 

「あ、みくるさんですか。ハルトです。久しぶりです。サアヤさんは今手が離せなくて」

サアヤさんは今手が離せないんですって。…僕、リリアさんのこと好きだったんです。それなのに、リリアさんずっと僕のこと無視してたんですよ。だから、あのくらい懲らしめてくれないと。

 

19. 4人の再会

は?なんでこいつもいるのよ!もう最低!なんなのよ。私、完全にはめられたんだ。もう帰る!こんな場所、二度と来ない

私はリリアなんかじゃない。一度だって本当の私のことなんて見てなかったくせに。そんなんで分かり合えるなんてよく言えるわね。あんたはいつだって、自分の好きな”リリアちゃん”を私に押し付けてきたただけでしょ。

 

 

「お前、いつまで泣いてんだよ」

友美はそう言って、麻由子を床に押し倒すと、頭部を厚底のローファーで思い切り踏みつけた。

店内の照明に照らされて友美の手元が輝いている。そこには包丁が握られていた。

 

 

20. 誕生日のお祝いに来てくれていたひろやん

久しぶりに会ったひろやんは、友美の目をまっすぐに見て、「気持ち、分かるよ」と言った。友美には彼の気持ちは分からなかった。

現実なんてこんなものなのかもしれない。一歩外に出たら、こんな風に自分の大切にしていたものなんて、外の世界の人間に、一瞬にして踏みつけられてしまうのだ。…

 

 

21. みくるんとひろやんの会話

友美はそんなひろやんを直視することができなかった。

「私、たぶん、アイドルにはなれない」

 

彼は「僕を受け入れてくれた」と言った。しかし、自分はいったいいつ彼のことを受け入れたのだろうか?それに、彼は「救われたんだ」と言った。

そうやって、自分の想いばっかり私に押し付けて、どういうつもり?…私はあなたの為に生きれているわけじゃないの。

 

っと、ここまでにしておきます。

エピローグ そのあと

 

 

完読してみてアイドルの気持ちの考察

友美(みくるん)は最後までアイドルになる為の努力をしていない印象でした。

 

自分の存在価値が分からず、自身を何よりも大切にするみくるん(友美)と、自分の想いを友美に託した、リリア(麻由子)とひろやん。

それぞれが決して他人に理解されることのない気持ちを持っていて、たった少しの自分自身を守るための行動が、お互いを気付つけてしまう、複雑な関係がありました。

 

麻由子と友美が打ち解けたシーンで、あれだけ優しくしてくれた麻由子を友美が疑ってることは意外でした。

(私は麻由子は良い人だとしか思ってなかったです 笑)

女性は男性よりも、もう一つ疑い深く、賢いのかもしれないなと思いました。

 

 

実は麻由子は、友美の為に、真実を確かめてあげるため、翔也と付き合ったのではないでしょうか?

そのための翔也の首につけたマーク?でしょうし、メイドのことをバカにされたときは本気で怒ったのでしょう。

しかし、麻由子の行動は、友美や圭に恨まれ、仇で返される結果となってしまいました。

 

私的に麻由子の行動は、他人の為(友美と翔也を復元もしくは、友美に翔也の最低さを伝えるため)でもありながら自分の為(圭と別れるため)でもある、

ある意味、この社会で一番正しい方法なんじゃないかなと思います。

心を殺して働き、お給料をもらう社会。その中にも何とか自分の存在価値を見つけたい。

これらをどうにか両立しようと必死に頑張っていたようにも見えました。

その一方でみくるんのわがままさが目立ちます。そんなアイドルが確かにいることを表現しているのかもしれません。

 

最後のひろやんとのシーン。ひろやんは大好きなみくるん(友美)に精一杯自分の気持ちを伝えましたが、伝えきれませんでしたね…。ファンの気持ちがアイドルには決して伝わることが無いことを表現しているのでしょう。

数年後のエピローグの友美には、ひろやんの気持ちが少し理解してもらえたかもしれません。

 

男性がなかなか知ることができない、陰湿で、競い探り合う女性たちの気持ちも知ることができました。きっと女性同士は分かり合うことはできないのかもしれませんね。

 

 

 

 

今年限りで解散のBiSH、そんな貴重なモモコさんの気持ちが詰まった本ですので、

ぜひお買い求めください。

 

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🔷プロフィール🔷

怪しい者ではありません。

アイドルの魅力を伝えるためにオタクへの偏見をなくす。アイドルオタクブロガー りょうすか のプロフィール










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