アイドルを研究しています。アイドルオタクブロガーのりょうすかです。
アイドルライブでファンが感じている魅力には何があるでしょうか?
歌、ダンス、可愛さ、表情、衣装、汗、MCのおもしろさ…などなど。
実はファンはそれ以外に”会場の一体感” つまりファンの姿に魅かれています。
私がアイドルを見ていると次第に、優しいアイドルを信じるファンたちにも好意が広がっていきました。
つまりファンとの一体感を作ることもライブの大切な魅力の1つです。
怠ると、ライブに来てくれるお客さんの減少だけでなく、ファン同士の仲も悪くなってしまうかもしれません。
問題は、 一体感 がどうやって生まれるのか?が分からないことです。
そこで今回は会場の一体感を作るためにはどうすればよいか
“心理学”から考えてみました。
見出しだよ
エリクソンの発達段階とは?
人間の一生を8つの段階にわけ、その段階ごとに心理的課題と危機、課題達成により獲得する要素などを分類したものです。 エリクソンの発達段階とは|特徴や概要を徹底解説|コエテコエリクソンの発達段階とは|特徴や概要を徹底解説|コエテコ
まず、なぜエリクソンの発達段階に着目したのかというと、
私自身、高校生の時に突然アイドルに興味を持ち始めたためです。
つまり、アイドルオタクは先天的なものや産まれながらのものではなく、成長過程のものであることを体感しました。
ファンがアイドルを好きになる時期と心理学(発達の各段階における問題点)がリンクしているのではないか?
つまり、16歳の時にアイドルを好きになった私は、エリクソン発達段階における”青年期の課題=自分らしさについての悩み”を抱えていたのではないかと考えました。
そして私は、その悩みを解決してくれそうなアイドルを好きになった。
だからアイドルはファンの、”各発達段階の課題”を解決してあげれば、
ファンを獲得することができます。
ファンは”いつ”アイドルを好きになる?
知恵袋で「アイドルを好きになった年齢」についてアンケートを取ってみたところ、男性回答者のほとんどが中学生の頃にアイドルを好きになっていることが分かりました。
また私がアイドルを好きになった高校2年生、これもエリクソンの発達段階でいうところの成人期や初期成人期に該当します。
私のみならずファンは、青年期や初期成人期に問題を抱えている可能性が高いと予想しました。
次に各発達段階の問題点を詳しく見ていきます。
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エリクソンの発達課題からファンがアイドルを好きになる理由が分かる
①乳児期
問題点…信頼感
⇒アイドルを信頼している⇒つまり乳児期に問題は抱えていない。
②幼児期
問題点…自主性
⇒新しいことに挑戦しなくなる。→アイドルを好きになることは、理想の人間関係を築くための挑戦。⇒幼児期に問題は抱えていない。
③学童期
問題点…有能感
宿題など計画的に提出することで自身がつく。計画的にできないと、劣等感を抱いてしまう⇒劣等感から理想的なアイドルを見ることは考えられる⇒学童期に問題を抱えている可能性がある。
④青年期
問題点…自分らしさや、将来どうやって生きていこう?という悩み
⇒自分が何者かを探すため、若くから夢を目指すアイドルに憧れる。ファンの共同体の一部となることで、居場所を見つけ、アイデンティティを確立する⇒アイドルを好きになる理由として合点がいく。⇒青年期に問題を抱えている可能性がある。
⑤初期成人期
問題点…信頼できる人たちとの仲を深めていく。うまくいかないと孤立してし、愛情を失ってしまう。
人間関係が上手くいかずアイドルの理想的な関係性に憧れる。優しいアイドルが好きな優しいオタクと友達になりたい。アイドルを見る理由として合点がいく。⇒初期成人期に問題を抱えている可能性がある。
⑥壮年期⑦老年期
私自身この年齢に達していないけどアイドルオタクになっているので、ここでは割愛します。
ファンが抱えている悩みは、孤立と自己の確立
ファンは青年期=自己の確立、初期成人期=孤立の問題を抱えて、アイドルを好きになっていると考えられます。
なのでアイドルはファンの「自己の確立」や「孤独」と言った問題点を解消してあげることで、ファンを増やすことができます。
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ファンの孤立と自己の確立を解決するには、ライブでの 一体感 を作る
一体感 は一生懸命頑張る姿から
ファンはアイドルという若くして目標をもち活動する人(自己の確立ができている人)に憧れ、自分の目標を見つけるヒントを得たいです。
その過程で自分と同じように自己の確立を目指す同士、アイドルに憧れるファンを見つけます。(孤独の解決)
つまりアイドルが目標を持ち一生懸命頑張ることは、ファンの「自己の確立」と「孤立」を一手に解消できる方法なんですね。
一生懸命頑張る=ハイレベルになることではありません。
自己の確立を目指すファンは、目標を持ち一生懸命頑張る姿に憧れています。
だから、そのレベルのことはあまり関係ないんですね。
たとえば最近いいなと思ったのは、「100日後に○○する□□」の構造です。
「100日後に死ぬワニ」という4コマ漫画のオマージュですね。
この構造の魅力は、努力を伝えられることです。
本家にクオリティは届かなくても、単純に100日間続けるのがすごいこと。
最近「100日後に股割りする」アイドルさんを見かけました。結果股割することはできませんでしたが、とても良いチャレンジだと思いました。
一体感 を生むには一生懸命頑張る姿を”見せる”
どんなに努力していても、見せなければ一生懸命さは伝わりません。
アイドルのみんなはレッスンの姿をどんどん発信していくべきだと思うんです。
ダンスを見ただけで「ココがこうゆう風に上手になったね」と理解してくれるのはダンスの先生くらいなものです。
ライブに望むまでの過程が見えて初めて、ファンは熱狂します。
路上ライブからの努力を知っているから、ももクロの紅白出場は感動的なんです。
もし「自分から頑張っている姿を見せるのはサブいな…」って方にはこんな方法もあります。
この前フワちゃんが上手な努力の伝え方をしていました。
フワちゃんは大御所芸能人にも怯まずため口をします。私はテレビを見ながらヒヤヒヤしていましたが、大御所芸能人は決して怒りませんでした。
そこで私が思ったのは「舞台裏でしっかり人間関係を築づいてるんだろうなぁ」ということでした。
つまり暗に努力を伝えていた訳ですね。
以上、アイドル活動の参考にしていただければ幸いです。
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