【きっかけ】
トイストーリー3を見ていて感じたこと。
「正しいことを言っているときのウッディは 可愛い 。間違ったことを言っているときのウッディは可愛くない。」
「正しいことを言っているウッディを馬鹿にする、間違った仲間たちは可愛くない。」
たとえば保育園で、アンディの元へ帰ろうとするウッディと、保育園に残ろうとする仲間たちの対立のシーン。
- 私はウッディが正しいことを言っていると思ったので、ウッディが可愛く見えた。ウッディに寄り添ったブルズアイを可愛いと思った。
- 正しいことを言っているウッディの悪口を言う仲間たち、ポテトヘッドは可愛くなかった。
- そのあと保育園の実態が分かり、みんなが仲直りし保育園を脱出を決意。その時出てきたトルティーヤヘッドとキュウリヘッドは可愛いかった。→改心しウッディに協力的なヘッドだから可愛い?
可愛さというのは、顔の可愛さだけではなく、そのときの感情に左右されるのではないだろうか?
可愛い は共感から生まれることが論文で発表されている
そこでこんな論文を見つけました。
J-STAGE:共感性と親和動機による”かわいい”感情の予測モデル構築
可愛い感情の発生を予測する研究で、
可愛い感情の測定を行ったところ、
{人間の赤ちゃん、動物の赤ちゃん、キャラクター、モノに出会った状況を想定してもらい(共感的関心、個人的苦痛、ファンタジー、気持ちの想像、を起こさせる質問)その対象を”かわいい”と感じる程度を1~5程度で測定}
性別に関係なく、共感性が高いほど、これらの対象に対しては”かわいい”感情を抱きやすいことがわかった。
共感性には相手や対象の状況を想像して読み取り、自分も同じように感じるとともに、他社思考のあたたかい気持ちを持つことが含まれる。
つまり可愛いと思われるためには、相手から共感を得ると良いらしいです。
次にアイドル界に”共感”という考えかたが適用されているかどうか調べてみました。
いちばん共感を生む行動は”一生懸命”なこと
人気者のアイドル達は”共感”を生む行動をしていたことがわかりました。
スタダ伝統の”一生懸命”さ
ももクロが路上から活動を始め、紅白にまで出場したストーリーは有名ですが、
ライブでも口パクせずに汗をかく姿には多くの人たちが共感しています。
スタダはどのグループも、レッスン時の姿や舞台裏など一生懸命に汗をかく姿を見せてくれました。
人生で一度努力したことのある人ならば誰もが、夢を叶えることの凄さ、大変さに共感します。
メンバーがみんなオタク、いじめられっ子から人気者になったでんぱ組
でんぱ組はメンバー1人1人が何かしらの闇を抱えています。それでもステージに立って誰かを笑顔にしようって普通はできないことだと思います。
いじめられっ子だったみりんちゃんが、何万人ものファンを得てステージに立っている。
その努力にみんなが共感し憧れます。同じ境遇の人たちは元気を貰って、私も頑張ろうって思えますよね。
WACKの強烈下ネタ、合宿の理不尽さ
Bishの強烈な下ネタも全人類に共通する共感ネタだと思います。下ネタで場を盛り上げようとしてくれる人って絶対性格が良い人ですもん。
またWACKの合宿には厳しい審査があり、プロデューサーにときには理不尽な要求をされますが、メンバーたちはなんとか必死に答えようとしています。理不尽な世の中に生きているみんなが共感できるのではないでしょうか。
ハイブリッドのフィロソフィーのダンス
「ライブライフ」という曲の中で、舞台裏や努力している姿を見せてくれるのが良いなと思いました。
個人個人が”共感を生む個性を持っている”ハイブリッド型のアイドルですね。
筋トレや料理、グラビアやオタクなどの共感を生む個性をたくさん持っているアイドルです。
まだメジャーデビューしたばかりで、これからストーリーを作っていくと思うので、そこにさらなる共感が生れることを期待しています。
共感を上手に活用しているアイドル達を紹介しましたが、
どのグループにも共通していた共感を生む行動は、「一生懸命さ」でした。
今や一生懸命さは人気者のアイドルにとって必須の概念となっています。
一生懸命さは全人類が共感するテーマです。なぜなら一生懸命じゃないと生きていけない世の中にみんな必死で生きています…
そういう”共感”が見えたときに人は人を好きになると思いました。
継続することで初めて伝わる
たとえば、私たちブロガーは”伝えたいこと”があって活動をしているのですが、
ちょこっとブログを更新して、言いたいことだけ言っていても、誰も見向きもしてくれませんでした。(当たり前です)
そこで顔を出さずに活動するブロガーが信頼を得るためにどうするかというと、記事を毎日投稿するんですね。
伝えたいことを相手に見えるような形で示すんです。
成果物を出し続けることで初めて、この人は何か本気で言いたい人なんだなってのが伝わる。
2週間毎日、ブログを投稿し続けてみました。すると確実にエンゲージメントが上がりました。
正直言うと途中で書くことが無くなり(インプット不足)、2週間で挫折してしまいました。でもこれは確かな感覚でした。
ネット上の文章からでも、一生懸命さは伝わります。
なので共感を得るには、何かを継続して続けましょう。
最近見ていて良いなと思ったアイドル活動を紹介します。
ブログやユーチューブの毎日更新
毎日ブログ書くのってめちゃ大変なことです。
それでも毎日更新してくれるアイドルって、とてもグループ思いで一生懸命なことが伝わってきます。
TEAMS HACHIの咲良奈緒さんがブログを毎日更新してくれていました。
サバサバしてるイメージのあるの奈緒ちゃんが、ブログ毎日更新してくれているって、
信頼度爆上がりしております。
料理の毎日更新
先ほども紹介したフィロソフィーのダンスの奥津マリリさんが、料理を毎日上げてくれていました。
自粛期間中でも何かできることをやろうって気持ちが伝わってきます。
この期間を不安に感じてしまうファンって多いと思うんですけど、
そうしてくれると安心しますし優しいなと思って、さらに好きになりました。
ラジオ体操・筋トレ
エビ中メンバーはラジオ体操を配信をしていました。またCROWN POP(クラポメンバー)は筋トレ動画を毎日上げています。外出自粛で運動不足のファンを思った、とても良い活動だなと思いました。
自粛期間中でもできることを一生懸命やるアイドル達は、ファンの共感を生み、
「かわいい」や「好き」っていう感情を持続させたり、さらに高めることができます。
他にもいい活動を見つけたら紹介しますね。
共感を生む行動でかわいさをアップしよう!
関連記事:【厄介オタクを産まない】 新規 ファンを効率的に増やすには古参ファンを大切にしよう