こんにちは。アイドルを研究しています。アイドルオタクブロガーのりょうすかです。
自分の立場を守るために他人を蔑む人がいます。
学校のみんなは誰にでも優しいアイドルをのことをバカにしました。「心の中ではオタクをバカにしてるんだろ」って。だけどそれを口に出さないのなら、まだそう思っていない可能性だってあります。すぐに悪口を言うみんなとはそれだけで違います。アイドルに出会った瞬間、すこしのことで他人を蔑む現実などクソだと思いました。そこから人と会話することをやめました。
アイドルを見て得たものはたくさんあるし、だから今こうして文章を書いています。でも学生時代に失ったものが大きいことも24歳になって働く今、ひしひしと感じていました。学生時代から10年もかかったけど、アイドルに元気をもらいやっと前を向くことができた。ここで自分の殻を破るためにもなにか行動がしたかった。
そこで選んだのが熱海秘宝館です。(ブロガーさんといえば熱海秘宝館に行くイメージ)自分の意志で決めて行動する。ここは殻を破るにはちょうどいい場所だと思いました。自分の中の世界がもっと広がるんじゃないかって。エロについても画面の中の知識しか知らないし。
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熱海秘宝館のホームページを見るとこんな説明がありました。

「夢のベールを開けるのはあなた」
いままで殻に閉じこもっていた自分に対して言われている気がします。自分を変えるのはきっと自分自身なのだ。(方向性をきっと間違えてる)
熱海秘宝館の公式動画を見ると、秘宝館がどういうものか8割がた理解できました。女性の声と音楽が官能的で神秘的です。



熱海駅と熱海港。気温はちょうど良かったけれど、天気が良くて日差しが焼けそうに強かった。



ロープウェイ乗り場とロープウェイからの景色。
熱海には観光客がたくさんいたけど、1人で来ていたのはたぶん私だけでした。”世間のみんなには”不要不急の外出を控えてほしいです。世間から隔離された不幸なオタクの1人旅と、家族・友人がいる幸せな人達の旅のどちらが必要かといえば、前者に決まってます。10年間孤独に生きてきたオタクが3連休に外出しないこと、それは死を意味します。それに世間のみんなは私たちオタクを一般人と差別するのだから、つまり国民じゃないオタクは不要不急の外出を守る理由などない。とバスの中で1人さみしかったのでひねくれてみました。
ロープウェイに乗ってから10分くらいで入り口につきました。


秘宝館とは・・・
のことなので、残念ながら館内の写真を撮ることはできませんでした。もし秘宝が公開されていたとしたら、楽しみがなくなってしまったと思います。先人の来客者たちがルールを守ってきたからこそ秘宝館は秘宝であり続けられる。興味がある方はぜひ足を運んでみてほしいです。(入口のみ撮影可能)

ヌードの人魚…

アレを模した亀…
館内は古い時代を和洋折衷したテイストでした。
入り口を進むと風と暗さと音がおどかしてきて若干怖い。でも奥に進むにつれてだんだんと慣れていきました。
- 巨大なアレの石像がある神社。
- 仕掛けのあと出てくるエロおみくじ。
- 大量の春画。
- 48種類ぐらいの人形。
- 絹製のコン〇ーム。
- クジラのアレが大きすぎる。2mぐらい?
- エロの短編動画。
- 鏡越しにヌードの美容師。
- AVみたいな浦島太郎。
- リアルドール。本当の人間みたいでけっこうエロい。
- 3Dエロ一寸法師。
進むにつれだんだん人が増え、混んできました。
「ヤバい、ヤバい!」と大声ではしゃぐ男性。「へー。エッチじゃん。」と平静をよそおう女性。一言も発さないぼっちのオタク。私はこの中で確実に浮いています。

おみくじが穴(吉)?
おみくじは女性のお尻がチラリするギミックを経て出てくるのですが、大声でリアクションする男性達のあとに並んでしまったので、ノーリアクションでおみくじするぼっちの私を、後ろに並ぶ女性達がどう思ったのかとても気になりました。アイツ一人できてるよと、みんなの視線が痛かったです。(負けません)
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私は今回この旅をとても真剣に考えています。しかし周りのみんなはどこか半ニヤケです。熱心に展示物を見ていると不審な目で見られる。こういう場所にいるまじめなヤツほど怪しがられるものです。
みんな熱海秘宝館を”自分から”楽しみに来ているはずなのに、どこか「だるいわ」という雰囲気を出したり、一歩引いて見たりすることで「こんなエッチな場所に来てしまった」「自分はエッチな人間なんだ」という羞恥心をまぎらわそうとしているのが私にはわかります。そういうのは逆に寒いです。
たとえば学生時代にカッコつけて体育を全力でやらない男子みたいな寒さ。その競技の部活に入っていてホントは上手なはずなのに。もしくは合唱コンクールの練習をちゃんとやらない男子みたいな寒さ。いやいやだとしても自分から朝練に参加したんだから、ちゃんとやらなきゃ。
周りのみんなが恥ずかしがっていることに気づいていたから、私は強気で居れました。強靭な精神力と集中力で1つ1つの仕掛けに取り組んでいきます。
それなのに出口付近になって焦りだしたのは、特になにも感想が生まれてこないことでした。「どうしよう…マジでなにも得るものがない。」逆走しようとも思ったけど、周り人の迷惑になるかもしれないし、何も浮かんでこなさそうだったので、そのまま素直に館をあとにしました。
仕方なく一人でトボトボ出口に向かうと、下りのロープウェイを待っている人達に「兄ちゃん流石だな、やるな」的なことを言われました。
そういえば、館内でも通りすぎた熟年夫婦に笑われたし、仕組みが作動するのを待っているところを女性グループにも笑われた。
グループ客は、私は相方が来たいと言ったから熱海秘宝館に来たんだというテイで、自分のエロを相方に押し付けているように見えました。
そしてぼっちの客(私)が来たら、あいつは1人であれだけの量のエロを背負っているぞと、笑う。
1人だろうが2人だろうがエロを見に来たのは変わらないし、むしろ友達に押し付けるほうが性格が悪いと思います。自分1人ではこの熱海秘宝館ほどの強大なエロを背負えないと、器の小ささを言っているようなものです。
私は受け止めてみせた。1人で熱海秘宝館に来る度胸があるのはあの中で私だけ。1人であの量のエロを受け止める度量があるのも私だけ。
あの時(学生時代)と変わらない大人たちがいる。
自分の立場を守るために他人を陥れ、すこし違和感を感じるとバカにする。
あの時からみんなにどれだけ差をつけられたのか、もう二度と追いつけないと思っていました。
しかし今感じるのは、自分が世の中からそこまで大きく遅れをとっているわけじゃないということ。
あの頃と変わらない大人達がいることに安心しながら、1人でこの量のエロを背負った自分にすこし自信がついていました。
美味しいグルメも食べました。

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